2016年5月7日土曜日

キレてないっすよ

こんな記事がありました。


やりがちだけど美容師が内心イラッとしているお客の行動-NEVER めとめ


いやぁ、別にイラッとしないよ?
この中で自分的に困るのは、厚みのある素材のタートルやフードですかね。
ここ2~3年秋冬の流行りだったタートルネックは、少々強引に内側へ折り曲げてしまえば(もちろんお客様の了承を得て)なんとかなるんですが、厚みのあるスウェット素材のフードなんかは、特にミディアムレングス、ロングは自然に落ちる位置で髪を切っているので、フードの部分で段差ができてしまい仕上がりに影響してしまいます。そういったのを着てこられた方に対しては、自分は可能な限り脱いでいただくようお願いしています。そもそも自分もお客様もシャンプーしづらいですしね。

その他の項目に関しては特に何にも感じてません。スタイリング剤なんてシャンプーすればいいし、気合い入り過ぎ、手抜き過ぎ、どっちでも気にしませんよ。パーティードレスで来ようがスッピンで来ようが、、、
「おまかせ」で困る美容師さんっているんですかね?プロとしてその人に提案したい事がないってことですよね。




自分としてちょっと困るかなぁ、と他に今思いつくものでは


・ボブのライン設定しているときに足を組む

これはフードとかに近いんですが、ボブラインを設定する時は肩のラインや首を目安に設定し切っていきます。足を組んでいると肩が歪んでしまうんですよね。その作業の時だけ足を組むのをやめていただいてます。そこが終われば全然組んでいただいても構いませんよ。



・前髪切るときにうつむく

気持ちはすごくわかります。切った毛が顔に落ちるのを避けたいという気持ちの現れである事を。
これも似たような事なんですが、まっすぐ前を見た状態を見ながら、目の位置、形、眉のライン、こめかみの肉付きなどなど見ながらデザインしていきます。うつむいてしまうと狙ったとこで切ったつもりが想定より短くなってしまったり変な段がつく恐れがあります。



・シャンプー時のお流しのときにやりやすいように首や頭の位置を変えてくれる

これ、こちらがやりやすいように気をつかってしてくださるのが伝わってきて、すごく感謝が湧いてきます。
しかし実は美容師さんのシャンプーって、頭の重みを利用した動きをしてるんです。例えば襟足を洗ったり流すときにお客様の頭を持ち上げるのですが、その際にも自分の首の力で頭を浮かせてくださるお客様がみえます。(その気持ちは本当にうれしいんですよ)。特に流している時は変に隙間ができるとお湯がとんだり漏れたりしてしまうんです。なのでシャンプーの時は完全に力を抜いてリラックスしていただいた方が、こちらは一番作業しやすかったりします。もちろんよだれ、いびき全開で爆睡しててもイラッとなんてしようはずもありません。気持ちよくなってくれている評価みたいなもんで逆に嬉しいです。




と、まぁ自分は無断遅刻やドタキャン以外はあんまりお客様にイラッとする事なんてないです。困る事があるときは直接伝える方ですしね。



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